「ライトノベルに挑戦」と言っても、ライトノベルを書き始めたというわけではなく、当サイトの「ライトノベル論」というカテゴリーに投稿することにチャレンジしているだけですが・・・。(苦笑)
ぼく、読んだことがあるライトノベルは少なくて、30冊ぐらいしかありません。
そんなぼくがライトノベルを語る資格はないでしょうから、とりあえず、自称ラノベ研究家の鈴木君(仮名)に聞いてみました。
ぼく: 「今度、ラノベについて投稿したいんだけど、何かいい本ない?」
鈴木君:「ラノベについて書くってことは、ラノベを研究している人が書いた本がいいってこと?」
ぼく: 「そうそう、ラノベの書き方とかじゃなく、ラノベを分析しているような本を紹介してほしいな」
鈴木君:「じゃぁ、ライトノベル研究会の本を読んでみたら?」
ぼく: 「ライトノベル研究会の本? その人達、同好会的な集まり?」
鈴木君:「いや、学者が多いよ。まぁ、読んでみたら? 俺の友達からの評判もいい本だよ」
ライトノベル研究会・・・。
調べてみたら・・
大学教授が主になって、2006年から始まった会らしい。
大学生や社会人もいて、学問的な論文を書く集団。
ホントの研究会でした。
なにせ「ライトノベル作品群の統計解析」とか、統計学で用いられる「主成分分析」をしたりしています。(驚)
さっそく、
ライトノベル・スタディーズ
一柳廣孝 久米依子 編著 青弓社 2013-10-19
買ってきましたよ~。
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マジ面白い!
この研究会には学者だけでなく作家や会社員もいるし、いろんな手法を用いて論じていてお勉強になりました。
この本の「はじめに」から一部引用しますね。
本書の第1部は「ライトノベルの過去と現在」と題して、従来のラノベ史から看過されてきた事項や、表現様式の現状に迫った。
第2部「越境するライトノベル」では、ラノベの<外部><境界>を考えるために、児童文学、マンガといった別ジャンルへの「越境」や、物語要素と現代の社会状況との関連などについて追及した。
第3部「ライトノベルを読む」では、具体的にラノベを「読む」ことで見いだされる多彩な表現方法、引用や再構成、物語性、語りのレベルといった諸問題を論じた。
またコラムでは、世界に広がりつつあるラノベについて、韓国や台湾、中国、ヨーロッパの受容状況、翻訳の現状などについて紹介している。
ラノベをひとつの「現象」としてとらえてみる。
するとそこからは、さまざまな意味産出を促す立体的な思考の通路をいくつも見いだすことができるだろう。
「ラノベをひとつの現象としてとらえてみる」と言うとおり、学問的なアプローチで論考してくれていました。
なかには、感想文のようなのもありましたけど、それはそれで楽しめるでしょう。
読後は、なんだか自分が賢くなったような錯覚を起こしますよ!(笑)
そんな錯覚を起こしたい人にオススメの本です。
この本を読んで分かったこと
ぼくが・・・
当サイトのカテゴリー「ライトノベル論」に投稿するのは・・・
無理です。(キッパリ)
来年、当サイトへ参加するであろうプロ達に投稿はおまかせしましょう。
そのかわり、ぼくは・・・
ライトノベル作家を目指します!
ラノベの文庫、1冊12万字として、
毎日「小説家になろう」へ4千字投稿したら・・・
1ヶ月で完成death。(^-^)
嘘だけど。