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放送と通信の融合と、放送法、日本人の自由について

約 2 分
インターネットが普及するまでは、放送と通信は全然違うものとして扱われていた。

放送法、日本人の自由

 

広辞苑(第四版 1991年)によると、放送とは「一般公衆によって直接受信されることを目的とした無線通信。ラジオ放送・テレビジョン放送など」であり、

通信とは「①人がその意思を他人に知らせること。たより。 ②郵便・電信・電話などによって意思や情報を通ずること」であった。

また、放送は、放送法によって国から管理され縛られるものであるが、

通信は、「通信の秘密」として憲法により個人や事業者が保護されるものである。

放送と通信は、全く異質のものであったのだ。

しかし、現代社会では、放送と通信を融合・連携させたサービスが展開されている。

 

1950年に施行された放送法が、2011年に大改正されたのは記憶に新しい。

それまでは「無線によるもの」としていた放送を、「無線と有線によるもの」とした。

そして、インターネット上の動画投稿や配信・中継は放送ではないと定義している。

総務省が決めた「基幹放送」には改正前と同じ様な規制で管理し、「一般放送」には緩い規律を課すだけになった。

つまり、影響力のある「基幹放送」を政府がコントロールしやすいということである。

政府は、「基幹放送」を何にするかを決める権限もあり、非常に危険なことだ。

他の先進国では、放送事業者・マスコミは政府からもっと独立している。

 

あらゆるところで政府が介入し、民間人の自由が損なわれている。

だが、政府だけが一方的に悪いわけではない。

なぜなら、多くの日本人は、すぐに政府や行政に頼り、真の自由から怖くて逃げる傾向があるからだ。

そう、お上頼りで、自ら政府へ権限を与えているのである。

 

結論

日本人は、大きな政府に任せ過ぎず、もっと独立心を持つべし!

小室真司

About The Writer

小室 真司
年 代 : 1970年代前半 生まれ
性別 : 男性
専 門 : メディア事業運営
趣 味 : 人文社会科学系の読書
好きな言葉 : メディアはメッセージである

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