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コミュニケーション学やメディア学を理解するのに、放送大学大学院の教科書はイイ

約 4 分
みなさん、こんにちは。 コミュニケーション学に挑戦中の宮台直樹です。

誰かとコミュニケーションを取ろうとして上手くいかなかったり、勘違いされたりすることってありませんか?

ぼくは時々ありますぅ。

言葉を使ってコミュニケーションをとっているときも上手くいかないことはありますが、

言葉を使わずに自分の意思を伝えようとするときのほうが、勘違いされることが多いですね~。

 

先日、車で狭い田舎道を通り抜けようとしたときのことです。

道の真ん中を歩いている男の人がいたので、

少し脇によってもらおうと思い一回軽くクラクションを鳴らしたところ、すぐによけてくれました。

その人の横を通り過ぎるさいに、お礼の意味を込めてもう一回軽くクラクションを鳴らしたら・・・

男の人は、なぜか激怒。

車を降りて、話を聞くと・・

二回目のクラクションを、ぼくの「怒りの表現」と思ったようです。

その人は車の運転免許を持っていないために、クラクションをお礼に使うことを知りませんでした・・・。

 

これぞコミュニケーション・ギャップ。

車を運転している者同士なら通用するコミュニケーション方法も、相手が変われば通じないのです。

いいお勉強になりました。

 

ぼくはコミュニケーションのことを少しでも理解したいという思いがあるので、コミュニケーション学やメディア学の本を読むことがあります。

ぼくが最近読んだ本の中でオススメなのが、放送大学大学院文化科学研究科の教材。

教科書として使われている本です。

 

ことばとメディア - 情報伝達の系譜 -

放送大学教育振興会  宮本徹 大橋理枝 2013-03

 

この本の「まえがき」より一部引用
人間は生まれてから死ぬまで、常にメッセージ(=情報)を発信し続け、外部からのメッセージを受信し続けている。

コミュニケーションの不可避性と呼ばれるこの人間の本質は、私たちが生まれてから死ぬまで、常に情報=メッセージをやりとりしていることを示している。

このようにして伝えられる情報=メッセージには、本来ありとあらゆる刺激(=五感を通じて処理されるもの全てを指す)が含まれるが、いったん人間がことばを獲得すると、その情報=メッセージのやりとりの多くをことばに依存するようになる。

「コミュニケーションの不可避性と呼ばれるこの人間の本質」とありますが、

人間の本質を理解するために、メディア学・コミュニケーション学をお勉強するのはいいかもしれませんね~。
目次

1 様々な情報伝達メディア

2 書物の「胚胎」

3 書物の「誕生」

4 書物の「成長」

5 中世ヨーロッパの写本文化

6 メディアとしての大学

7 カトリック教会

8 印刷文化とヨーロッパ

9 書籍・雑誌

10 新聞

11 電信・電話

12 ラジオ

13 テレビ

14 インターネット

15 情報の伝達

この本からバンバン引用して紹介したいところなのですが・・・

引用しまくると、「転載」になって著作権侵害になるらしいのでやめときますぅ。(苦笑)

かわりに、ぼくが以前体験したことをお伝えしましょう。(すみません)

 

昔、ぼくがアメリカ人のジョン(仮名)達と会話をしていたときのことです。

彼らは、カタコトの日本語を話せました。

ぼくは英語が苦手だったので、コミュニケーションの手段は主に日本語とジェスチャー。

コミュニケーション・ギャップ

彼らに日本の遊びなどを説明していたときに、ぼくは「10回クイズ」を教えようと思いつき・・・

ぼくはジョンに、「ピザって10回言ってみて!」と言いました。

彼が「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」と、がんばって繰り返してくれたので、

ぼくは自分の肘を指さして、「ここは?」って尋ねたら・・・

ジョンは自信満々に答えました。





「エルボー」

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