あるいはブログを書いているのなら、
ライターになるための練習問題100 (新版)
監修 編集の学校 雷鳥社 2007-05
この本を読むべきである。
ライターになるためには、どうすればいいのか?
ライターの基礎知識とは?
こんな疑問に答えてくれる、入門書である。
下記の目次を読んでいただきたい。
第1章 ライターになるにはどうすればいいのか
ステップ Ⅰ 出版業界で働くための予備知識
ステップ Ⅱ 取材現場に出る前に知っておきたいこと
第2章 売れっ子ライターのテクニックを盗め!
ステップ Ⅰ これを押さえればライターも夢じゃない!
ステップ Ⅱ 臨機応変に書ける文章術をマスターせよ!
ステップ Ⅲ 意外に知らない文章ルールの基礎知識
ステップ Ⅳ プロライター5年生の文章術を公開!
第3章 ライターにも必要な編集の基礎知識
ステップ Ⅰ 編集のABCを知ろう
ステップ Ⅱ 誌面作りのABCを知ろう
第4章 取材・原稿・企画 現役ライターのスキルを盗め!
ステップ Ⅰ インタビューこそ取材の基本だ!
ステップ Ⅱ 作文との違いを理解して、原稿力アップ!
ステップ Ⅲ 企画に強いライターになれ
第5章 こんなライターになりたい!
ステップ Ⅰ 実録 某週刊誌ライターの実像に迫る!!
ステップ Ⅱ 将来、どんなライターになりたい?
どうだろうか?
ライター志望者やブロガーなら、知りたい知識のはずである。
練習問題・解答は、ライター経験がない人にも理解できるように書かれている。
練習問題 001に挑戦してみてほしい。
会社勤めを数年したけど、昔から憧れていたライターの仕事への未練が残っている。
自分が書いた記事が雑誌に載るなんてスゴイし、いろんな分野の人と会えそうだから、好奇心旺盛な私には向いている仕事だと思う。
でもいろいろ調べてみても、「こうすれば確実にライターになれる」という方法はないみたい。
新卒じゃなくても出版業界で働くことはできるらしい。
新聞などで見かけるライター募集は経験者優遇が多いけど、私には経験もない。
ライターの仕事の内容もよく分からない。
こんな私がライターになるには、どんな方法があるのだろう?
ライター経験がある人は簡単すぎると思うだろう。
しかし、未経験者にとっては即答できない問題である。
解答 001
有名な出版社に新卒で入社するのは宝くじに当選するほどの高倍率と言われます。
小規模な出版社の求人でも、一人の採用に数十人以上の応募があるのです。
出版社に入社する方法として、アルバイトとして働き、後に社員になるケースも稀にあります。
大手の出版社の契約社員として、雑誌の専属ライターになることは、ライターのステータスのように言われますが、有能なライターだから契約されるのであって、新人ライターがいきなり契約社員にはなれません。
出版界で大きな戦力となっている編集プロダクション(以下編プロ)に入社することが、新人が業界入りするには一番の早道でしょう。
しかし小規模な事務所が多く、人手不足なので、長時間労働が当たりです。
自分がやりたい分野でなくても、修行のつもりでがんばる覚悟がないと続きません。
ライターのアシスタントになるという道もあります。
ベテランライターの中には、仕事をひとりでこなしきれなくなりアシスタントを探している人がいます。
調べものや原稿の下書き、取材や材料の集め方などを学ぶことができます。
編 注 『下から五行目の「長時間労働が当たりです」は校正ミスと思われますが、本からの引用文のため、そのまま掲載いたしました』
私はライター志望者やブロガーに会うと、この本を勧めている。
その若者たちの中から一人でも多く、プロライター・プロブロガーが生まれてほしいものだ。
結論
プロになるには、修行のつもりでがんばる覚悟が必要である!
小室真司